コーヒー・スペシャリスト最終日リポート
先日、最終日を迎えた第1回コーヒー・スペシャリスト。最終日『カッピング』のリポートです。
『カッピング』とは、ワインを選ぶ上でのテイスティングのように、 コーヒーの甘味や酸味、苦味、後味などの味や香りを総合的に評価することです。
5日間で学んだこと(品種、生産処理方法、味覚&嗅覚のトレーニング、焙煎による化学反応、生産地ごとの風味の特徴など)を思い出しながらのカッピング。
前日に、カッピングの目的や方法について学び、テクニックの練習をしていたのが助けとなり、最終日は約2時間で4種類カッピングをすることができました。
粉・液体それぞれの状態の香りを嗅ぐときは、アロマキットを使ってのトレーニングを思い出しながら… 温度の変化によって変わる風味や香りを感じ取るのは、豆に含まれる成分や生産処理方法、焙煎プロセスを思い出しながら…
それぞれのコーヒーの印象を自由に話しながら、コーヒーを評価し味わうことができた最終日のカッピングでした。
ただカッピングをするのではなく、1杯のカップに至るまでの過程を知る。そのコーヒーの味がどのように出来上がったのか自然環境や化学反応の背景を知ることで、カッピングがより面白く意味あるものになると思います。コーヒー・スペシャリストのコースを通してそれらを感じていただけるよう、努めていきたいと思います。
第2回コーヒー・スペシャリスト、3月に計画しています。