第3回 『コーヒー・スペシャリスト』 2日目
DINIZ CAFEスタッフ、ちひろです!
前回に引き続き、コーヒー・スペシャリストのレポートをさせていただきます。
2日目のカリキュラムは、
*コーヒーの種類
*コーヒーの味に影響を与える要因について
*アロマキットを使った嗅覚トレーニング
早速ではありますが、皆様にお聞きします。
あのコーヒー「豆」が、実は「豆」ではないことをご存知でしょうか?
元々、コーヒーは果物です。つまり私達が呼んでいる「豆」の部分は「種子」に相当します。ちなみに果肉はとても甘くて美味しいのだとか♪
コーヒーの前駆体(化学反応によって生成 される前の段階にある物質)には炭水化物、アミノ酸、たんぱく質、他にもアルカロイド、クロロゲン酸などが含まれております。
この前駆体よりコーヒーのフレーバーが形成されていくのですが、その品質の良し悪しには
①遺伝形質 ②環境要因 ③実の成熟 ④収穫後の加工 ⑤保管
といった5つの条件があるようです。
①の遺伝形質について、大きく種類はカネフォラ種とアラビカ種があり、スペシャルティコーヒーに値するのはアラビカ種となります。
そこからさらに品種は枝分かれしていくのですが、ここで1番抑えておくべきアラビカコーヒーの品種は原産国エチオピアの「ティピカ」。
今日、市場に並ぶ、ブルボン、カトゥーハ、ムンドノーボ、パカマラといった品種は、すべてティピカの突然変異や品種改良によるもの。
それらが水はけ・水質のよい土壌で、適切な標高、温度、日光、降水量の下、農家の方々が一生懸命育て、生産してくださった、まさにその「努力の賜物」が私達が、何気ない日常の中で頂くコーヒー1杯に込められているということなのです。
今、講習にて学習しているのはコーヒーについてですが、このことは、全てに当てはまることではないでしょうか。
生産者の方々の懸命な努力があってこそ、私達消費者はそれらを、食べること、飲むこと、使うこと… つまりは幸せな生活を送ることができるのです。
そのことに対して感謝することを、改めて今回の講習で学ぶことができた気が致します。
最後は、2回目の嗅覚トレーニング。
前回は「Enzymatic (自然環境により作られる香り )」でしたが、今回は「Sugar Browing (焙煎時の化学反応によって作られる香り)」でした。
ピーナッツやダークチョコレート、バター、蜂蜜など…
今まで嗅覚を甘やかしてきた私。ん~!!! どれも似たような香りに感じる(汗)
それぞれの香りの名前を伏せて挑戦したところ、なんと9問中正解は1問・・・あちゃー。
途中、「嗅いだこともないから分からない!」と飛ばしてしまう香りもありましたが、ぺリさんに「分からないと諦めてしまうよりも、その香りの特徴を1つ1つしっかり確かめていく事が大切ですよ^^」と教えて頂きました。
1日目、2日目と講習を終えた後、トレーニングの時以外 にも嗅覚に意識を向ける事が増えてきました。
食事の時、通勤の時、仕事中の時。
「これってこんな匂いがしたんだ!」と今まで過ごしてきた毎日と少し違う発見と楽しさを感じております(笑)
さて、明日3日目のカリキュラムは収穫と生産処理法について、生産処理方法の違いによるコーヒーの特徴、アロマキットを使った嗅覚トレーニングとなっております!!!
以上、レポーターのちひろがお届けいたしました☆