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再入荷!

ニュークロップで再入荷!!!

グアテマラ『レタナ』

オレンジやジャスミンの香り。ベリーフルーツやアプ
リコットの風味。適度なコク&爽やかな酸味が楽しめるコーヒーです。

レタナの品種はイエローブルボン。熟した実は、赤ではなく、鮮やかな黄色になります。希少で、味が良く、甘味がある品種です。

レタナ農園が位置するアンティグア地区は、3つの火山に囲まれた盆地。火山灰質の豊かな土壌が広がり、山から吹き付ける冷涼な空気が昼夜の寒暖の差を生み出します。最高品質のコーヒーを作る自然条件が揃ったアンティグアは、グァテマラで最初にコーヒー栽培が始まった伝統を持っています。

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ケニア『アイボリー』

アプリコットやチェリーを想わせる風味とチョコレートの後味。コクのあるコーヒー。昨年のクロップと比べるとベリーフルーツのインパクトが少ないですが、繊細な酸味が美味です。

アイボリー農園は首都ナイロビ近郊のキリニャガ地区にあります。アイボリー(象牙)の名前は農園主のミグオンゴ氏の名前がキクユ族の言葉で「象牙」を意味することからつけられているそうです。

アイボリーは少量の入荷ですので、気になる方はお早めにどうぞ。…

 

コーヒーハンター vol.4 『セーハ・ド・ボネ』

昨日出会った、ブラジル産の素晴らしいコーヒー[E:shine]

ブラジル『セーハ・ド・ボネ』

カップ・オブ・エクセレンスで何度も入賞しているセーハ・ド・ボネ農園。2010年は2位、2006年は4位、2003年には優勝した経歴を持ちます。

ブラジル南東部ミナス・ジェライス州に位置し、一年を通しての平均気温は15度。年間降雨量は1500ミリ。肥沃な濃い赤土の土壌です。

二人ともワクワクしながら始めたカッピング!

挽き立ての粉は、ドルチェ・デ・レイテ(生カラメル)を連想させるとても甘い香り。ほのかに、マテ茶やりんごの香りも感じます。

お湯を注ぐと… アプリコットやミルクチョコレートを思わせる甘くて心地よい香りへと変化。

吸い込んだ瞬間に口に広がる風味は、コーヒーチェリー!!! 

コーヒーチェリーとは、コーヒーの木の実。赤く熟したコーヒーの実がサクランボに似ていることから、こう呼ばれています。熟したコーヒーの実の果肉は、甘くて美味しいんですよ。

コーヒーチェリーやオレンジ、さくらんぼを思わせる風味とほのかな酸味。いつまでも口の中に甘さが残り、とても良い心地。

カッピングの評価は、86点。コクと酸味、この2項目が少し低い点でしたが、素晴らしいコーヒーです。

日本では、なかなかコーヒーの実を食べるチャンスはありませんが、この『セーハ・ド・ボネ』を飲んだら疑似体験できるかも[E:flair] ジニスカフェにて、本日よりご提供しています。

最後に…

だんぜん冷めた方が美味しいです! ジニスのコーヒーは全て、冷めても美味しいのですが、これは冷めた方がおすすめです。熱いうちに飲み終わるのはもったいないくらい。

フレンチプレスにもおすすめ! バターのような口当たり(buttery)が気に入りました。

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です …

 

コーヒーハンター vol.3 『ムセセ』

マラウィ 『ムセセ』

マラウィのコーヒーはあまり馴染みがないかもしれませんが、近年、素晴らしいロットのコーヒー豆が沢山生産されています。

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【マラウィ共和国】
タンザニア ・ ザンビア ・ モザンビークに囲まれた、面積11.8万km2(北海道と九州をあわせた面積)、人口1,526万人の国です。 外務省サイトより

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今回取り寄せた豆は、マラウィ北部州、ムジンバ南東部ムセセ村の小農家で生産されたゲイシャ種のコーヒー。

挽き立ての『ムセセ』の香りは、メープルシロップやへーゼルナッツ。少しブラックペッパーの香りも… お湯を注ぐと、フローラルやシトラスが引き立ち、ベリーフルーツを想わせるアロマも感じられるようになりました。

口に入れると、オレンジやパッションフルーツを想わせるデリケートな酸味が広がり、カラメルの甘い後味が残ります。

甘味&酸味&コク、バランスのとれたコーヒーです。

以前、数量限定でご用意したパナマ『ラ・エスメラルダ農園』のゲイシャ種とは、また違った風味です。同じゲイシャという品種でも、標高や土壌が違うと、風味が違うコーヒーができるためです。 ワインと同様ですね。

カッピングの評価は、86点(100点満点)。

こちらは、ジニスカフェにてご提供中です。ぜひ味わってみてください。

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です …

 

コーヒーハンター vol.2


タンザニア 『Aldeani』

サンプル第2号はタンザニアの豆『オルディアニ』です。

標高1450m、 タンザニア北部ンゴロンゴロ KARATU地方 ORDEANI村で作られた豆。直径15㎞の世界最大のカルデラ、オルデアニ火山がある地区です。

フレグランス(粉の状態での香り)はメープルシロップやオレンジ。お湯を注ぐと、だんだんフルーティーな香りへと変化…

口に含むと、甘味はもちろん、優しい柑橘系の酸味。微かにベリーフルーツの風味。アフターテイスト(後味)がもっと長く続いてほしかったです。

カッピングの評価は、85.25点(100点満点)。

85点以上ですが、現在取扱いがある同じくタンザニアの豆『アデラ』に似ているため、取扱いは見送ることに…。

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スマトラ 『ゴールデン・トップ・マンデリン』

インドネシア スマトラ島北部に位置するリントン地区の限定農園から届いた"ゴールデン・トップ・マンデリン"。

レモングラスやコリアンダーを想わせるフレグランス。お湯を注ぐと、スパイシーさを残しながら、フローラルな香りを感じるようになります。

フローラルな風味と柑橘系の優しい酸味。カッピングの評価は、85点(100点満点)。

この豆も、現在取扱いのある同じくスマトラの『ガヨ・マウンテン』に似ているため、取扱いは見送ることにしました。

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美味しい豆探しの続きは、近日中にコーヒーハンター vol.3にて… お楽しみに!!!!

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です …

 

原点に戻ろう!

気がつけば、ブログを更新せず1ヶ月以上…
日が暮れるのも早くなり、朝夕に吹く風も少し秋らしくなってきました。

さて、DINIZ CAFEをオープンしてちょうど1年半。

歯科医だった夫のペリ、教師だった私。
飲食店の経験は全くなかった二人が、職業だけでなく、国まで替え、あっという間に過ぎたこの時間。

ブログの更新を怠っていたこの1ヶ月、ゆっくり考えていました。

何を求めて、何のためにこの道を選んだのか…
10年後、自分たちはどうなっていたいのか…

DINIZ CAFEをオープンする1年半前、ブラジルから単身帰国した私。㈱DINIZ SPECIALTY COFFEEという会社を立ち上げ、鹿児島市内の自宅でコーヒー豆の販売を始めました。

ぺリはブラジルで働きながら、週末にコーヒー豆を焙煎。航空便で私に届けてくれていました。

それを1年続けた後、ぺリも来日。「店舗の方が、買いに立ち寄りやすいのでは…」と店舗を構えることに決めました。

そして、2011年2月25日、DINIZ CAFEオープン。

美味しいコーヒーをより楽しんでいただきたく、食事やスイーツ全て自分たちで作ることに決めました。季節が変わる度に、新メニューの試作も楽しんできました。

ですが…

今、『原点に戻ろう!』と決めました。

どうしてDINIZ CAFEをオープンしたのか… それは、美味しいコーヒーを一人でも多くの方に飲んでもらいたいから。

DINIZ CAFEの新メニューを考えるのも楽しいけれど、自分たちが一番したいことは、DINIZ SPECIALTY COFFEEのコーヒーを多くの人に知っていただくこと。

もっとコーヒーに向き合う時間を大切にしようと決めました。

『原点に戻ろう』プロジェクト課題
*コーヒーアカデミーを再開
*webショップをもっと使いやすいものへ!
*コーヒーハンタープロジェクトをもっとアクテイブに!

他にも課題がたくさんありますが、まずは、この3つです。

これに伴い、毎週月曜日の定休日に加え、月に2日ほどお休みをいただくことにしました。ご迷惑をおかけしますが、どうかご理解くださいますようお願い致します。9月の店休日も追ってご連絡します。

美味しいコーヒーと心地よい時間は切り離せないものです。「来てよかった」と心から想ってもらえる店づくりを、スタッフと共に築いていきたいと思います。

【美味しいコーヒーは心地よい経験を与えてくれます。私たちが甘くてフルーティーなコーヒー作りに努める理由です。この新体験をあなたへ…】 by DINIZ …

 

コーヒーハンター 心得


コーヒーハンターvol.1で紹介したグアテマラの『ピーベリー』。先日、お豆が入荷し、早速焙煎しました。先日のカッピングで好印象だった豆です。

でも… 先日のようなフルーティーさがほとんど感じられません。美味しいのですが、先日のサンプルとは違う感じ… 今回は、チョコレート風味です。

「もしかしたら、同じ豆でもロットが違うのでは?」と思い、問い合わせてみました。同時に、サンプルにロット番号が記入されてなかったことに気づきました。

必ず、サンプルのロット番号を記入してもらうこと!!! 今後は徹底したいと思います。

同じ農園の同じ豆でも、その年の雨量や気候で風味が変わります。また、同じ収穫年度でも、収穫時期やロットが違えば、味が変わってきます。

自然の贈り物だからこそ、このようなことがあるのは当たり前。だからこそ、その時々の風味や香りを味わい楽しみたいし、皆様にも楽しんでいただきたいと思います。

唯一無二のコーヒーの世界、知れば知るほど興味深いですね。…

 

不思議な電話

今週は、一段と梅雨らしい天気が続いている鹿児島。

でも、石蔵の中にいると「雨もいいなぁ~」と思えます。心地よい雨音。一段と鮮やかな、入口から見える緑。灰が舞うこともないので、エアコンをつけずにドアを開け放してみたり…

ちなみに、写真の中央あたりに写っているのは、西郷さんの足! ジニスカフェの場所は、西郷隆盛銅像の左肩の下。銅像の真横まで来てすぐ左を向けば、白い壁に小さな木のドア。そこがジニスカフェです♪

さて、昨日はちょっぴり不思議な出来事がありました。

閉店後、電話が鳴ったそうです。(お店にはペリが一人でした) 電話をかけてきたのは、見ず知らずのブラジル人。ペリが何か言った訳でもないのに、電話口で何度も『元気を出して!』とペリに言葉をかけたそう。この日、いろいろと考え事をしていてあまり元気がなかったペリ。お店からの帰り道「なんだか、不思議な電話だったなぁ~。メッセージみたい」とつぶやいていました。

明日(今日ですね)で6月も終わり。2012年もあっという間に折返し地点。6月の最終日も良い一日にしたいです♪ 皆さんも素敵な週末をお過ごしください!!!

 …

 

コーヒーハンター vol.1『ピーベリー』

グアテマラ 『ピーベリー』

コーヒーハンター・プロジェクト、サンプル第1号は、コロコロ可愛らしい豆、ピーベリー。

ピーベリーとは、コーヒーの枝の先端、もしくは高い枝部分にできる豆で、生産量は通常のわずか4-5%。枝の先端にできるため、未熟豆が多いのがピーベリーの問題点。でも、完熟したピーベリーは、とっても甘いんですよ!

見た目の可愛らしさだけでなく、カッピングでも私たちを満足させてくれました。

フレグランス(粉の状態でのコーヒーの香り)は、ベリーフルーツ、特にイチゴやラズベリーを想わせる甘酸っぱい香り。お湯を注ぎ、アロマ(液体の状態でのコーヒーの香り)を感じると…、最初にイチゴやラズベリーの香り、続いてオレンジを想わせるシトラス系の爽やかな優しい香り。お湯を注ぎ待つこと4分。「早く飲んでみたい!!!」という気持ちに駆られワクワクしながらの4分間でした。

いよいよカッピングです。最初の一口は、まるでリオのカーニバル♪いろいろな味のパレードに、二人とも笑みがこぼれました。とてもフルーティーな赤ワイン、そして、アプリコットとティーローズ(tea rose)を想わせるデリケートな風味。クエン酸のブライトな酸味と、わずかに感じる酢酸の存在が、コーヒーの甘味をより一層引き立ててくれます。もりろん、ピーベリーが持つ素晴らしい甘味もしっかりあり、舌に感じる重量感(コク)もあります。

甘味&酸味&コク&風味のバランスがとれた豆。カッピングの評価は、87.75点(100点満点)。

近々、DINIZ CAFEのメニューにも加わります。皆さんも、リオのカーニバルのセンセーションをぜひ味わってみてください!!!

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です …

 

コーヒーハンター

「コーヒーはたくさんあるけれど、美味しいコーヒーは少ない。」とペリは言います。

ジニスカフェでご提供しているコーヒーは、甘味があり、個性が光るスペシャルティ・コーヒー。これらの美味しいコーヒーを見つけるのが、私たちの大切で楽しい仕事。

コーヒーを購入し焙煎。その後、期待しながらカッピング!!!

一日も早く皆さんに飲んでほしい!と思える豆との出会いもありますが、残念ながら、そうではない豆もあります。購入したけれどお客様には提供しなかった豆もいくつかあります。

そんな私たちの『美味しいコーヒー探し』。

今後は、『コーヒーハンター』と称して、サンプルの取り寄せ、テスト焙煎、カッピング… これらを綴っていきたいと思います。

お楽しみに!…

 

ジェラート・ア・ラ・オリーヴ

お知らせが遅くなりましたが…

TJカゴシマ夏号で紹介していただいたスイーツのご紹介です。

『ジェラート・ア・ラ・オリ-ヴ』

カシスシャーベットとバニラビーンズアイスの周りをたくさんのフルーツで囲んだ彩り豊かな新スイーツ。
注目すべきは、バニラにかけられたオリーブオイル!! 「えッ!?」と思われるかもしれませんが、バニラアイスとの相性抜群です。

ぜひ味わってみてくださいね…