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デパート内のコーヒーショップ

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ブラジル人もカフェが大好き‼ デパート内にも数多くのカフェがあります。
本日紹介するのは、海沿いにあるBeira Marショッピングセンター内のカフェから3店舗。

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ホールケーキを切り売りするスタイルが主流でしたが、数年前から一人用の大きさでの販売が増えてきました。
1段目と2段目のスイーツは、一人用サイズのスイーツ。一番下の段には、ホールケーキの切り売りスタイルのケーキ↓↓↓

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ショッピングセンターの中央部分にオープンしたこちらのカフェ。平日の19:00頃。満席でした↓↓↓

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3店舗目。ペリは、ショーケースを見学中。3店舗とも、提供されているコーヒーはエスプレッソ又はカプチーノ。スイーツとサンドイッチ&塩気のあるパンが並んでいました。

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ブラジルのコーヒーショップ 1

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フロリアノポリスのダウンタウンにある老舗のコーヒーショップ↑↑↑

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Continenteショッピングセンター内にある可愛らしい雰囲気のコーヒーショップ↑↑↑

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こちらも、Continenteショッピングセンターにあるコーヒーショップ。同市に数店舗あるこの店は、コーヒーの焙煎もしているそう。工房も訪ねたかったのですが、行けませんでした↑↑↑

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少し離れた街(クリチバ)のデパートにあるコーヒーショップ。エスカレーター下の空間が上手く利用されてました↑↑↑

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ショーケース。

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アイスカプチーノとアイスチョコレート。スイーツはパイナップルのケーキをいただきました↑↑↑…

 

NUGALI ブラジルのファインチョコレート

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2つ目に紹介するチョコレートブランドは、『NUGALI(ヌガリ)』。

NUGALIは、サンタカタリーナ州のPomerodeという人口約25,000人の小さな町に工場を持つブランドです。

こちらのチョコレートも日本ではほとんど知られていませんが、ブラジルでは大きな支持を得ながら成長しているブランドです。
全世界から600社以上が参加するチョコレートのイベント『インターナショナル・チョコレート・アワード』では、2016年の『ダークチョコレート・バー』のカテゴリーで銀メダルを受賞‼

NUGALIは、2004年、1組の夫婦によって誕生しました。
当時エンジニアだった夫婦は、出張で海外へ出かける度に「美味しいチョコレートをお土産に買ってきて‼」と友人たちに頼まれていたそう。次第に「自分たちが美味しいチョコレートを作ったら、みんなが喜ぶのでは?!」というアイディアが生まれ、エンジニアからチョコレート職人へと転身したそうです。

NUGALIは、チョコレートバー以外にも、ホットチョコレート、チョコレート・フォンデュ、トリュフなど数多くの商品が作られています。

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私たちが購入したのは…
『ダークチョコレート45%』、『ダークチョコレート70%』、『ダークチョコレート80%』、『ホワイトチョコレート』、『無糖  ダークチョコレート』、『無糖 ダークチョコレート70%』、『チョコレート フォンデュ』など、全9種類。

まだ全てはテイスティングを終えていませんが、いただいたチョコレートは全て口当たりが良く美味しかったです。
70%ダークチョコレートの印象は、ベルベットのようなクリーミーな口当たり、フルーティーさ&カカオの風味&甘味のバランスの良さ、野性のカカオ&ドライバナナを思わせる風味です。45%ダークチョコレートは、シナモン・生カラメル特にバニラを思わせる風味が印象的でした。

こちらも、DINIZ coffee&sweetsで年内に販売を開始できる予定です。どうぞ、お楽しみに‼…

 

AMMA ブラジルのファインチョコレート

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ブラジル滞在中に、ブラジルの美味しいチョコレートを見つけること‼ そして、DINIZで販売すること‼ これが実現できそうです。

本日紹介するチョコレートブランドは「AMMA(アンマ)」。

日本ではまだあまり知られていないブランドですが、南米ではトップクラスのブランドとして多くのショコラティエから支持されています。2012年のインターナショナル・チョコレートアワーズでは金賞を受賞。パリ発チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラにも2014年から参加しています。

ところで、「チョコレートといえば…ブラジル‼」と思い浮かべる人は、ほとんどいないと思います。

実は、1980年代まで、ブラジル東北に位置するバイーヤ州はカカオの生産世界一の地域でした。しかし1990年代、カカオの樹を襲った病気により、バイーヤ州のカカオ農家は壊滅的な被害を受けたそうです。農園を手放したり、別の作物を植え始めたりする農家が増える中、150年続くカカオ農園オーナーのディエゴ・バダロ氏は、バイーヤ州でのカカオ生産の可能性を信じ、土地を手放そうとしなかったそうです。そして、2007年、かつてカカオの生産で栄えたこの地域の復活と熱帯雨林の保護を目的に、カカオのオーガニック栽培からチョコレートの生産まで行うブランド「AMMA CHOCOLATE」を立ち上げました。ちなみに、AMMA(アンマ)とは、サンスクリット語で”母=地球”を意味するそうです。

さて、私達がテイスティングしたのは、カカオの分量別シリーズ(30%、45%、50%、60%、75%、85%、100%)の中から、60%と45%のチョコレートバー。このシリーズの原材料は、カカオマス、カカオバター、砂糖のみ。

パッケージを開けた瞬間、カカオバターやフルーティーさを感じさせる香りが広がります。60%チョコレートバーは、ドライバナナ、ドライいちじく、サワークリーム、ラム等を思わせるフルーティーな風味。45%チョコレートバーは、カラメルの風味をほのかに感じる優しい甘味。くちどけも良く、心地よい後味が残ります。

DINIZ coffee&sweetsでも、年内に販売を開始できる予定です。どうぞお楽しみに♪

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ブラジルのコーヒーショップ GRAOS do Brasil

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ショッピングセンターContinenteにあるコーヒーショップ「GRAOS do Brasil」 。友人のお気に入りのお店らしく、連れていってもらいました。
ここのお店でも、ブラジル国内のスペシャルティコーヒーを、好みの器具で抽出してくれます。そして、ここでも日本のハリオV60が使われていました‼ 他には、エアロプレス、フレンチプレス、ケメックス、トルコ式のイブリックも。

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スイーツのショーケース‼

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ペリは、サンパウロ州モジアナ地区のコーヒーをHARIO60で注文。
ドリッパーがカップに乗った状態で提供され、目の前で抽出していただきました。

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私は、カプチーノとレモンタルトを注文。

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7年前と比べて、コーヒーショップの数も増え、質も良くなっっていて、嬉しい限り‼
今でこそコーヒーショップでドリップコーヒーが提供されていますが、少し前までブラジル人にとって「ドリップコーヒー=家で飲むコーヒー」。コーヒーショップで飲むコーヒーといえば、エスプレッソでした。
コーヒー生産世界一を誇るブラジルでのコーヒー文化の変化を感じる日々。しあわせ、一杯‼‼‼

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FaceBook → Café Grãos Do Brasil …

 

ブラジルの自家焙煎コーヒーショップ LIGHTHOUSE

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6年ぶりのフロリアにポリス(ブラジル、サンタカタリーナ州)。驚いたのは、自家焙煎のコーヒーショップができていること‼ 6年前、この街にはコーヒー豆を焙煎するショップは一つも存在しなかったのに、現在は4つもあるとのこと。これには驚きました。

本日訪ねたコーヒーショップは、LIGHT HOUSE。

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提供されているコーヒーは、ブラジル産のスペシャルティコーヒー(この日は4種類)。9種類あるコーヒー器具から好みの器具を選ぶと、その器具にあった豆を選んで抽出してくれます。

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私達は、ハリオV60とサイフォンで淹れていただきました。

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そうなんです‼ ここフロリアノポリスでも、日本のハリオが使われています。ドリッパーとフィルターだけでなく、ケトルや量り、サイフォンもハリオ。店頭販売もされています。

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いただいたコーヒーは、マッチ―ニョ農園とサン・フランシスコ農園のコーヒー。
1杯15レアル(約5ドル)。ブラジル人の平均的なお給料から考えると、高すぎるとは思いましたが、フロリパでも美味しいコーヒーが飲める場所があることは嬉しく思いました。

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焙煎は2年前から始めたらしく、よく見える場所に2つの焙煎機が置かれています。

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余談ですが、ブラジル人にとってコーヒーは常にHOT! 最近、アイスコーヒーを提供するコーヒーショップができてきているようですが… ここは、フロリアノポリスで唯一アイスコーヒーを提供しているお店らしいです。

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ごちそうさまでした!‼‼

LIGHTHOUSE http://www.lighthousecafe.com.br…

 

KASSAI cafe

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今回のブラジルへの帰省で、どうしても訪ねたかった場所「KASSAI cafe」。私達DINIZ COFFEEの原点とも言える場所です。

KASSAI cafeを経営するカサイさんとの出会いは、私達がブラジルでコーヒーについて学び始めた頃のこと。
サンパウロへコーヒーについて学ぶために旅行した際、焙煎についても学びたくてA社訪ねると、なんと定休日…。滞在日数が足りずにA社を諦め、別の場所を探し始めた時に見つけた場所がKASSAI cafeでした。私達が住んでいたフロリアノポリスの街から約350㎞に会社があると知り、さっそく電話をかけました。「焙煎について学びたい‼」という私達に対して、「コースを受ける前に、まずは会って話がしたい‼」というカサイさん。翌日、二人でKASSAI cafeを訪ねて車を走らせました(笑) 

訪ねたその日にすっかり意気投合し、コ-ヒーについて語り明かした記憶があります。
その後、日を改め、焙煎について学びました。コーヒー農園を巡り、コーヒーショップを巡り、1ヶ月住み込みで多くのことを学ばせてもらいました。
カサイさんのコーヒーに対する熱意と愛情、誠実さ。その姿を見て、「よしッ。夫婦で力を合わせてコーヒーショップを始めよう‼」と決めたのです。

7年ぶりに訪ねたKASSAI cafe。庭にあるコーヒーの樹に、赤く色づいた実がついていました。

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そして、コーヒーを焙煎しているいい香りも‼

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別の部屋では、コーヒー豆をふるいにかけ、豆の大きさごとに分ける作業中でした。

この作業は、DINIZでもしています。もちろん、こんなに大きな機械はまだないので、ペリが手動で3段のふるいにかけています。
豆の粒の大きさをそろえる作業が大事なのは、焙煎する時の火の通り具合を揃えるためです。

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詳しくはまだ書けませんが、いくつかの新しいプロジェクトの案も出てきて、これらが実現できたらきっと面白いはず! 自分達の原点を思い出し、心身ともにエネルギーチャージしたKASSAI cafeでの時間でした。
コーヒーについて語るには短すぎる2泊3日でしたが(笑) カサイさんファミリー、ありがとう‼‼‼

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5周年

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5年前の2011年2月25日、DINIZ CAFEはひっそりとオープンしました。
お店に看板はなく、ドアにガラス窓もなく、外から店内の様子を見ることはできない状態。そのため、冬の寒い時期にも関わらずドアを開けっぱなしで営業していました。暖房をつけていたとはいえ、かなり寒かったのを覚えています(笑)
メニューは、コーヒー1種類と手作りのスイーツが少し。
開店準備に無我夢中で、記念すべきオープン当日に写真を撮ることさえ頭になかった私達…。 この写真は、大家さんが撮ってくださった貴重な一枚です。

あれから5年。

自分たちの目標と、自分たちが今できることのギャップに悩んだり… 
やりたいことが多く、何から手を付けていいのか分からなくなったり… 
お互いの長所を最大に生かせるような働き方を模索したり… 
日々、試行錯誤です。

でも、DINIZ CAFEがあるからこその、多くの素敵なご縁や再会。
たくさんの方々に応援していただき、支えていただき、元気をいただいて、自分たちのやりたいことを続けていられることへの感謝。
今日も元気に、夫婦揃ってDINIZ CAFEで働けることに感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。

5周年を機に、DINIZ CAFEは少しづつ変わっていく計画です。
詳細は、今後少しずつブログに書いていこうと思いますので、楽しみにしていてください。

これからも、皆様の心を動かすような幸せなコーヒー&スイーツを心を込めてお届けしていきます‼
これからのDINIZ CAFEもよろしくお願い致します。

 

千尋ちゃん

DINIZ CAFÉの看板娘&縁の下の力持ち、千尋ちゃん。

まるでオーナーのようにDINIZ CAFEを大切に慕い、エネルギーを注ぎ、お客様を笑顔で迎えてくれる千尋ちゃん。きっと彼女に会いにDINIZ CAFEへ来てくださる方も多いことと思います。

その千尋ちゃんが、11月、DINIZ CAFEから旅立つことになりました。頼もしいスタッフであり、大好きな仲間であり、家族の一員同様に大切な千尋ちゃんと一緒に働けなることはとても寂しいですが、彼女の次の人生のステップを応援したいと思っています。

多くの千尋ちゃんファンの方々、ぜひ彼女に会いに、彼女の淹れるコーヒーを飲みにいらしてくださいね。…

 

ブラジルの緑の金‼ 販売スタート

やっと見つかりそうです!

約2年間、素晴らしいコーヒー豆との出会いが困難でした。気候の問題やコーヒーの樹のサビ病の影響などによるものです。

そして今年、美味しいコーヒーとの出会いが多い年になりそうな予感がしています。

6月以降、ニュークロップ(新しく収穫された豆)が日本にぞくぞく入荷して来ます。この時期はいろいろなサンプルが届くので、新しい豆のカッピング(試飲)に胸が躍ります。

まず13種類のサンプルが届きました。その中から、今日は7つの豆について紹介します。

今回は、ナチュラル(※)の豆探しから。
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※ナチュラルとは…?
精製方法の一つ。収穫したコーヒーの実をそのまま乾燥させた後、脱殻、豆を取り出す方法。独特の香りや甘みがあるコーヒーになる。
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さて、届いたサンプルは5つ。ブラジル、タンザニア、グアテマラ、エチオピア、エルサルヴァドールです。
ナチュラルの生産処理方法は、ブラジルとエチオピアでは一般的ですが、タンザニア・グアテマラ・エルサルヴァドールではあまり行われていない方法です。それだけに、興味津々!

さて、気になるカッピング結果。

ブラジルの豆は素晴らしく甘味があって美味しかったです。 エチオピアの豆はフルーティーさはありますが、お酢のような強い酸味がありました…。残りの5つは、残念ながら、あまり美味しくなかったです。 

ナチュラルの生産処理があまり行われていなかった国でも、ナチュラルを作り始めている傾向があるということは、大変興味深いです。ただ、収穫の最後の部分でととれた豆(低品質の豆が多い)をナチュラルの精製処理にまわしている印象を受けたので、残念に感じました。

ということで、取り扱う豆はブラジルに決定!

豆を挽くと広がるウオールナッツのような香り。お湯を注ぐとオレンジの花の香りが辺りに広がります。口に含んだ瞬間に広がるオレンジピールや黒糖、クローブを思わせる風味。カラメルの後味の余韻を楽しめる甘いコーヒーです。

 取り扱いを決めたブラジルの豆は、2014年のカップ・オブ・エクセレンスで優勝したOuro Verde農園の豆。この農園はカップ・オブ・エクセレンスで2度も優勝している農園です。

余談ですが、農園名「Ouro Verde」を直訳するとOuro=金、Verde=緑。「緑の金?」と思われる方も多いでしょう。
昔、まだブラジルで奴隷制度があった頃、大きな農園を持つ人たちは、財産として金を購入していました。金は掘り当てるものですが、掘るのではなく、コーヒーの生豆(緑の豆)を売って金を購入していたことから、OuroVerdeと呼ばれるようになったといわれています。
私たちにとっても、OuroVerdeです(笑) 久々に出会った美味しいブラジルのコーヒー豆だからです♪

今週より販売スタートしたOuroVerde。ぜひ、ジニスカフェにて、そしてご自宅にて、その香りと風味をご堪能ください。

サンプルで届いた残り6つのコーヒーについては、次の記事で紹介します。

写真は、美味しい豆の到着を喜んでいるペリ&5ヶ月を迎えた晏祥(ENZO)♪…