ブラジル南部に位置するサンタカタリーナ州。州都フロリアノポリスのコーヒーショップを巡っています。
2年前と比べると、スペシャルティコーヒー専門店が増え、焙煎機を設置しているコーヒーショップも僅かながら増えていました。しかし、日本と比べると、まだまだスペシャルティコーヒーの認知も需要も少ないようです。
今回訪問したコーヒーショップ「ARBOR」は、オープンして2年半。2か月前からコーヒーの焙煎を始めたとのこと。
焙煎の科学について、ペリとARBORオーナーのフェルナンドは長~く語っていました(笑)
ブラジルは、コーヒー生産量が世界一。
ブラジル政府は、コーヒー農家を保護するため、他国からのコーヒー生豆の輸入を禁止しています。
スペシャルティコーヒー専門店でも、ブラジル以外の国の生豆を扱うことはできません。
世界各国の生豆を焙煎でき、世界中のコーヒーの風味や酸の質を知っていることは大変うらやましがられました。
日本では、小さなコーヒーショップでも世界各国のコーヒーを扱えることが普通ですが、消費国だからこその感謝すべき環境なんです。
さて、やはりブラジルでもHARIOは人気。このコーヒーショップでもドリップはHARIO式で抽出して提供していました。
ペリがHARIOドリッパーに隠されたほとんど知られていない秘密についてフェルナンドやスタッフ熱く語ると、みなさん興味津々に聞いていました。
さて、私たちが注文したドリンクは…
「ココナッツミルク入りアイスコーヒー」と「オレンジジュース&ジンジャー入りアイスコーヒー」。コーヒーはもちろんブラジル産です。
写真左の「ココナッツミルク入りアイスコーヒー」は、ココナッツミルクの味が強く、コーヒーは少し押され気味でしたが、面白い組み合わせでした。写真右の「オレンジジュース&ジンジャー入りアイスコーヒー」の方は、ジンジャーのアクセントを楽しめながらもコーヒーとオレンジジュースの風味が楽しめる一品でした。
多くの人にスペシャルティコーヒーを知ってもらうため、市内のコーヒーショップが協力し合って定期的にコーヒーのイベントを開催しているとARBORのオーナーが話していました。
世界中の人々がもっと美味しいコーヒーを飲める環境になりますように!そして、コーヒーを通して世界にもっと幸せが溢れますように!と、心から願います。
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