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咲きました!

コーヒーの花、咲きました!

DINIZのカフェ助にではなく、ブラジルの友人宅のコーヒーの木にです。

2008年、この友人と一緒にコーヒー農園巡りをしたのですが、彼は、熟しているコーヒーの実を取っては食べ、食べては種をポケットに入れ…という感じで20粒ほど家に持ち帰ったのです。

あれから2年。
ベランダの植木鉢に植えたコーヒーの木に、つぼみ発見!

たった1つの花だけなのに、甘~い香りが部屋に届くそうです。

花の時期、コーヒー農園一面、まるで雪が積もったかのように白くなり、甘くて魅力的な香りが漂います。残念なのは、花が2日ほどで散ってしまうこと。

さてこの友人、つぼみが開いていく様子を写真に収めようと、一晩、花の前にカメラを設置したようです。上手くいったのでしょうか。 成功の報告が届いたら、写真をアップしますね。…

 

welcome party

大変お世話になっているレストランLa Bonaceのオーナー福盛正人シェフ。その福盛シェフが計画してくださったDINIZのwelcome party。

夫のペリは、コック帽や白衣を借りて、見かけは一流シェフ! もちろん、料理も作りました。魚介類をココナッツミルクで煮込んだmoqueca(モケカ)というブラジルの鍋料理です。

福盛シェフは、アボガドのドリアをはじめ、見た目も味も優しく、幸せな気持ちにしてくれる料理の数々を用意してくださいました。

多くの方々の協力や励ましに支えられている自分たちのスタート地点を忘れないようにしたいと強く感じています。

写真には写っていない多くの方々へも、感謝の気持ちを込めて… 

 

カフェイン0.07%

ノン・カフェインやカフェイン・レスのコーヒーを好む方へ嬉しい情報です。

現在、ノン・カフェインやカフェイン・レスのコーヒーを製造する場合、水やガスを使いカフェインを取り除いているのですが、味が落ちてしまうという課題があります。

ブラジルにあるカンピーナス農業研究所(IAC)の報告によると、研究所で栽培している3000本のエチオピア原種のコーヒーから、カフェインレスのコーヒーが3本見つかったそうです。実はこれらの木、1965年からコーヒーのDNAバンクに保管されていたのですが、発見されたのは約40年後の2003年でした。

研究結果は、2004年のNATUREに掲載されています。記事はコチラ→NATURE

通常のアラビカ種のコーヒーは、1%~1.2%のカフェインを含んでいるのに対し、その3本には0.07%のカフェインしか含まれていないそうです。

カフェインレスのコーヒーの木は、通常より30%ほど成長に時間がかかるそうですが、現在、実用化に向けて研究が進められ、苗木が栽培されています。研究には約10年必要だそう。

研究開始から6年。自然な形でカフェインの含有量が少ないコーヒーというのが、市場に出まわる日も近いのかもしれませんね。…

 

Jacu Bird Coffee

高価なコーヒーとして知られているKopi Luwak。ジャコウネコの糞から採られるコーヒー豆というのは、ご存知の方も多いと思います。

そのブラジル版「Jacu Bird Coffee」

左上の写真がジャク。ブラジルの森に生息する鳥で、体長は85cmほどです。

このジャクがコーヒーの実を食べ、種(コーヒー豆)が未消化のまま糞として出されます。その排出されたコーヒー豆から作られたコーヒーが「Jacu Bird Coffee」です。

左下の写真が、採りたてのJacu coffee!

実物を初めて目の前にした時は、「えッ、これを飲むの!?」と、驚いてしまいました。

農園主のHenriqueさんは、ジャクの糞から美味しいコーヒーを作り上げるまでに1年半の時間を費やしたのだそう。

どのようにコーヒーができるのか興味がある方は、下をクリック。3分30秒くらいから、収穫の様子が見られます。TV globo rural [E:tv]

日本でも1年ほど前に、朝日新聞でJacu coffeeのことが取り上げられたようです。記事はコチラ

一番初めに、この種のコーヒーを作ってみようと考えた方の発想と勇気に拍手。私はまだ、Kopi LuwakもJacu coffeeも飲んだことがありません…  …

 

coffee カリオカ

ブラジルのカフェのメニューに『café carioca』があります。

どんな飲み物かというと、エスプレッソに約20mlのお湯を入れて薄めたもの。

『カリオカ』とは、『リオ・デ・ジャネイロで生まれた人』のことです。

サン・パウロ州で生まれた人は「パウリスタ」、ミナス・ジェライス州で生まれた人は「ミネイロ」、バイーア州で生まれた人は「バイアーノ」と呼び、各州ごとに呼び名があるのです。

さて、『café carioca』の由来。リオ・デ・ジャネイロの人々が薄いコーヒーが好きかというと、そんなことはないようです。では、なぜエスプレッソを薄めたものを、『cafe carioca』と呼ぶようになったのか… 知っている方、ぜひ教えてください。

[E:clip]写真は、リオ・デ・ジャネイロの観光名所。キリスト像や、マラカナのスタジアムにあるペレの足跡など。

 

コーヒー収穫事情- Brazil

7月28日のブラジルのニュース 「Jornal Nacional」より

映像が見られない方はこちらをクリックしてください→Jornal Nacional

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2010年のブラジルのコーヒー収穫予想量は500万袋(1袋60kg)。

雨の影響で、コーヒーの収穫の開始が約2ヶ月も遅れた地域があります。(ブラジルは日本の約27倍。1つの国とはいえ、気候の差はかなり大きい)

遅れた理由は、例年の収穫開始時期の5月に入ってもコーヒーの実は熟してなく、青かったため。それらの実が熟すのを待っているうちに2ヶ月近く過ぎ、しかも、次の花が咲き始めたというのです。

ブラジルの主なコーヒー生産地は、ミナス・ジェライス州、サン・パウロ州、そしてパラナ州。

これら多くの農園が、収穫作業を機械化しています。ところが、機械は『熟した実』『熟してない実』全てを採ってしまうのです。そのため、手作業での収穫が必要になります。
機械では3ヶ月間で終わる収穫作業。手作業にすると、その倍。6ヶ月間もかかります。

農家で働いている男性は「手作業は、枝が折れたりしないよう細心の注意が必要だし、難しい」と話します。

熟していない『未熟豆』が混ざると、コーヒーの味に悪い影響を与えるため、質が下がります。質が下がれば、もちろん、安くでしか買ってもらえません。そうなると、コーヒー農家の収入が減り、経営も困難になるのです。

『未熟豆』と『熟した豆』をきれいに分ける作業をするのが理想。しかし、大農園にとって、その作業のコストは大きすぎるのだそうです。

「収穫の回数を増やし、熟した実のみを採っていくのは、大農園には難しい。かなりの人手が必要で、そのコストを払いきれない」と、農園主のリチャード。

ブラジル珈琲組合副会長のマウリシオさんは、こう話します。
「外国ではコーヒーを必要としている。ストックは少なくなっていて、もちろん、ブラジルのストックも少ない。それは、今年のコーヒーの価格にも影響を与えるでしょう。」

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ミナス・ジェライス州だけで、約80万人がコーヒー農家へ出稼ぎに来ていると言われています。地域によっては、収穫時の人手不足も深刻な問題。
私たちが想像する以上に、コーヒーの収穫には多くの人の手が必要なのです。…

 

選別作業

前回、コーヒー豆の形には2種類あると書きましたが…

写真の道具が、コーヒーの生豆の形と大きさを選別するための"フルイ"です。

左側がフラットビーン用、右側がピーベリー用。

穴の大きさが違うフルイがいくつもあります。

これをどのように使うかというと…

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重箱のお弁当、いや、跳び箱に似てるかな(笑)
写真のように積み重ねます。

箱についている番号は、豆のサイズを表すスクリーンサイズというもの。数字が小さくなるにつれて、豆のサイズも小さくなります。つまり、あいている穴も少しずつ小さくなるんです。(もちろん18より大きいサイズもあります)

「18」その下に「17」、その下は「10」。これはピーベリー用です。そして「16」「15」と続き、またピーベリー用の「9」。

このように、穴が大きいものを上に、小さいものを下に、その間にピーベリー用のフルイを入れて積み重ねるのです。

全て重ねたものの一番上にコーヒー豆を入れます。そして振るう♪ 二の腕への効果大です(笑)

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すると、写真のように、大きい豆は上で引っかかり、小さい豆ほど下へ落ちていきます。

ピーベリーも穴に引っかかって選別できるという仕組みです。

ところで、この「ピーベリー」ですが、ブラジルでは『モカ』と呼ばれています。ですから、ブラジル人にとって『モカ』コーヒーとは、ピーベリーのコーヒー。

日本で『モカ』といえば、かつてイエメンの港町「モカ」から輸出されていたイエメン産とエチオピア産のコーヒー豆を総称するブランド名。

同じ『モカ』コーヒーでも、中身が違うなんて面白いですね。…

 

コーヒー豆の形

コーヒー豆の形には、2つタイプがあります。

よく見かけるコーヒー豆の形(「フラットビーン」「平豆」と呼ばれたりします)と、コロコロ丸い「ピーベリー」(peaberry)です。

写真上が「フラットビーン」。
写真下が「ピーベリー」。

フラットビーンは、半円球で、平らな面に線が入っています。その線を合わせるようにして一対(2粒一組)仲良くコーヒー果実の中に入っています。

ピーベリーは、コーヒーの果実の中に1粒のみ入っています。枝先にできるため、収穫量は全体の約5%と少ないです。

お店で「ピーベリー」が販売されているのを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、収穫したコーヒー豆の中から、どのようにこのピーベリーのみを選別するのでしょう。

答えは次回へ続きます。お楽しみに[E:flair]…

 

コーヒーゼリーとブラジル

コーヒーゼリー作りにハマッテいます。
ゼラチンや砂糖、コーヒーの量を変えながら、試行錯誤中です。

考えてみると、コーヒーゼリーを食べるのは8年ぶり。

ブラジルではコーヒーゼリーを見ることがありませんでした。作ればよかったのに…と言われればそれまでなのですが(笑)

ブラジルではカフェのメニューにもコーヒーゼリーはありません。コーヒーゼリーだけでなく、アイスコーヒーも… 

でも、最近になって少しずつ、アイスカフェオレなどが飲まれるようになってきているようです。

今度ブラジルに行く時は、家族や友人にコーヒーゼリーを作ってあげようと思います。どんな反応か楽しみです。

余談ですが、サッカーw杯! 日本もブラジルも共に決勝トーナメント出場を決めましたね!!!

ブラジルでは、代表チームの試合時間は授業はもちろん休み。お店もほとんど閉まります。北朝鮮vsブラジル戦は、ブラジル時間で午後3時30分開始だったのですが、12時過ぎから自宅に向かう人で混雑。バスも不足し、サンパウロ市内の渋滞は204キロだったそうです。
2試合目からは事前に「w杯ブラジル戦のため、明日は営業時間が変わります。銀行は8時~10時30分と14時~16時です」などとテレビでお知らせ(笑)

29日、午前3時30分からブラジルvsチリ。そして23時から日本vsパラグアイ。熱く熱く応援しようと思います!…

 

カフェ助、その後…

6月10日(木曜日)

新芽を発見! 米粒くらいの小さな葉っぱです。

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6月16日(水曜日)

あっという間に、ティースプンほどの大きさの葉に成長。
閉じていた葉が開きました!

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コーヒーの成長で思い出したのは、ブラジルのジョゼさんという方の農園で利用していた機械。
イスラエルとの共同研究のためのコンピューターです。

コーヒーの木が「何時」に「どのくらい」成長しているか記録してくれます。そのデータを見ながら、「何時」に「どれくらいの栄養」が必要か判断し、木に水を送るというわけです。

このジョゼさん、ビーチでオレンジが栽培されているのを見て、コーヒー栽培へのいろいろなアイディアが生まれたんだそう。 ビーチに広がるオレンジ畑…見てみたい♪…