嬉しい結果・残念な結果

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毎年、この時期(4月〜6月)を楽しみにしています。収穫されたばかりの新鮮なコーヒー豆が世界中から日本へ届くからです。

私たちの使命は、日本へ到着した数え切れないほど多くの豆の中から、感動するほど美味しいコーヒー豆を探し出すこと。

今年も、数社から豆のサンプルを取り寄せました。特に関心がある産地は、ケニア、エチオピア、イエメン、パナマ、そしてグアテマラです。

コーヒーを探し出す作業は、毎回、嬉しい結果もあれば残念な結果もあります。嬉しい結果はもちろん大歓迎です。理由は簡単。より美味しい豆をお客様に提供することができるからです。逆に、残念な結果の時は、大きな悩みの種となります。提供中の豆が完売してしまう前に、それに替わる美味しい豆を探し出さなくてないけなません。もし自分たちが求める水準の豆が見つからない場合は、提供するコーヒーの数を減らすことになります。14種類の豆を取り扱っていた翌年、8種類にまで取り扱い数を減らしたこともありました。

さて、今回取り寄せたサンプルですが、昨年から取り扱っている豆で嬉しい結果の豆がありました。ニカラグアの「パカマラ種ピーベリー」と、コロンビアの「スイート&フラワー」です。昨年の豆も甘味があってフルーティーだったのですが、今年は昨年以上に美味しく育ってくれました。

逆に、グアテマラの豆は、去年に引き続き美味しい豆を見つけ出すのに苦戦しています。きっとサビ病のせいではないかと思っています。葉が落ち、コーヒーの樹が弱ってしまうという樹木の病気があるのですが、地球温暖化の影響で、グアテマラの高地でもサビ病にやられてしまったようです。このサビ病、6年前にはコロンビアで流行し、コーヒーの木を全滅させてしまったほどです。6年経ち、やっとコロンビアでも質の良いコーヒー豆が収穫できるようになってきたそうです。

昨日、ケニアとグアテマラから豆のサンプルが届きました。今年は、嬉しい結果の方が多い年になりますように…と願うばかりです。これらの豆については、次回の記事でご報告します。どうぞお楽しみに!